roppongi7

5月 25
yuria:

上の図は、ミノウラのインドア・トレーナーの負荷と速度、出力の相関表。パワーメーターが一般化すれば、サイクリングロードを高速で巡航するロード乗りは急激に減少するかもしれない。そんなことをふと考えた。既にそういう走り方をしている人は何人も見ているし、こういうことに気がついている人もいるだろうし、既にどこかで書かれている内容かもしれないけど、自分的に結構大きな発見なのでメモしておくことにする。あと、私が使っているパワーメーターはミノウラのワットマスターのみなので、屋外で走行した場合のパワー計測がどうなっているのか分からない。なので以下に書くことは根本的に勘違いかもしれない。以前から、そう、1年くらい前から多摩サイを走っているときに気になっていた自転車乗りたちがいた。レーパンにビンディングなフル装備で結構高価なカーボンロードとかに乗っているのに20km/hから25km/hくらいの低速域でゆっくりとペダルを回しながら巡航している人たち。あれって一体何をやっているのだろう。気にはなっていた、のだけど、気になっていただけでどうしてそんなことをしているのか、までは考えていなかった。で、それが一体何であるかに気がついたのが5月9日のグループライド練習会だった。グループライド練習会では、10人くらいが1列になって25km/hくらいの速度で巡航しながら先頭を順々に交代していくローテーションを行った。最初のうちはフロントをインナーにして100rpmくらいでクランクを回していたのだけど、これだとスピードの調整が難しくて(最初から高回転してるので速度を上げたり下げたりするためにギアチェンジを頻繁に行わないといけない)前に走っている人との車幅間隔を30cm以内に調整しながら走るのが困難。さぁどうしよう。で、講師の方々や前方を走るローテンションのメンバー何人かのギア比を見ると、フロントをアウター、リアも歯数を少な目にして70rpmくらいで漕いでる。で、実際に自分もやってみた。すると、なんということでしょう。25km/h維持が圧倒的に簡単になった。なるほど、速度維持はこうやるのか、と目から鱗。普段は最大でも2人で走っていて一定の速度維持なんてことは考慮しないで走っていたので、これは凄まじく勉強になった。低回転なのでスピードをちょっと上げたいときもギアは変えずに回転数だけ変えればいいし、ちょっとした高負荷訓練にもなる。グループライド練習会終了後、荒川河口から日本橋、第一京浜を経由して多摩川河口へ。かなり久しぶりの多摩川サイクリングロード北上コース。で、ここで気がついた。サイクリングロードで20km/hくらいで巡航しているローディー達は、速度はゆっくりだけどギア比は高負荷にして、「低速でも負荷が高い走り方」をしているのだ、と。実際、川崎付近で低速巡航している何人かのローディーとすれ違った際にギアを見たら、フロントはアウター、スプロケットも一番小さい歯で走っている。なるほど。こういう走り方もあるのか。再び目から鱗。では実際にやってみよう、ということで川崎付近から拝島までの約50kmを50T×13Tくらいのギア比で20km/hで巡航。ゆっくり走ってるのにこの達成感は何だ。負荷を上げる過ぎるとSFRになってしまって膝を壊すので、60rpmくらいで走れる負荷にして多摩サイを北上。で、思ったわけだ。サイクリングロードで事故が起きるのは高速で巡航する自転車と歩行者、或いは自転車が接触するから。高速で走っているから事故を起こす、のであれば低速で走ればいいじゃないか、と。もしロード乗りがみんな20km/hで走るようになったらサイクリングロードはかなり安全な空間になるのではないかと思う。もちろん以前akirasekさんが指摘されていたように、理想としては自転車と歩行者を分離して別々の道を使わせるのが安全ではある。でも、これを実現するためにはそれなりの予算が必要になるし、政治の話にもなるので採用されるまでには遠い道のりがある、かもしれない。でも、自転車乗りの側から何らかの解決策が提示できるとすればそれはやるべきだし、自転車・歩行者分離よりも遙かに手っ取り早い。今、自転車に取り付けられているのはスピードメーターがほとんど。ケイデンスメーターがついているものもあるかもしれない。もしかしたら心拍数計を付けている人も幾ばくかはいるかもしれない。でも、スピード・ケイデンス・心拍数では、こういった高負荷での巡航時に参考となる値は取得できない。必要になるのはパワーメーター。これがあれば、速度ではなく出力(パワー)が重要なのだということが数値として理解できるようになる。今はスピードメーターが主流で、その数値をモチベーションにしてしまいがちだからこそ、サイクリングロードでも高速で走ってしまう人が多いのではないだろうか。でも、もしこれがパワーメーターが主流になって、パワーの出力がモチベーションになるのであれば、巡航速度は必ずしも高速である必要はない。脚力を付けるために必要なのは自転車の速度ではなく、搭乗者の出力の向上なのだから。冒頭の図に戻る。負荷のレベルが一番低いLだと、たとえ40km/hで走ったとしても、その負荷は110W。でも、これが負荷レベル3になれば40km/hだと324W、負荷レベルHなら464W。負荷レベルがHの場合、20km/hで走ったとしても出力は191W。これは負荷レベルLで40km/hで走った時よりも大きな出力を必要とする。つまり、重要なのは負荷のかけ方であって速度ではない。もし今後パワーメーターがより安価で入手できるようになり、スピード―メーターくらいに主流になったら、サイクリングロードを高速で走る人たちってもしかして激減するのではないか。負荷を上げる以外にも、ケイデンスを上げて130rpmで20km/h維持、ということもできるだろう。方法はいろいろあると思う。しばらく前からヒルクライムをやるときに特定の箇所はアウター縛りにする、とか、そういった方法で高負荷な練習環境を作ってはいたけど、サイクリングロードでもそれが出来ることに気がつくことができたこの週末はとても貴重な体験になった。(via pdl2h)

yuria:

上の図は、ミノウラのインドア・トレーナーの負荷と速度、出力の相関表。

パワーメーターが一般化すれば、サイクリングロードを高速で巡航するロード乗りは急激に減少するかもしれない。そんなことをふと考えた。

既にそういう走り方をしている人は何人も見ているし、こういうことに気がついている人もいるだろうし、既にどこかで書かれている内容かもしれないけど、自分的に結構大きな発見なのでメモしておくことにする。

あと、私が使っているパワーメーターはミノウラのワットマスターのみなので、屋外で走行した場合のパワー計測がどうなっているのか分からない。なので以下に書くことは根本的に勘違いかもしれない。

以前から、そう、1年くらい前から多摩サイを走っているときに気になっていた自転車乗りたちがいた。レーパンにビンディングなフル装備で結構高価なカーボンロードとかに乗っているのに20km/hから25km/hくらいの低速域でゆっくりとペダルを回しながら巡航している人たち。あれって一体何をやっているのだろう。気にはなっていた、のだけど、気になっていただけでどうしてそんなことをしているのか、までは考えていなかった。

で、それが一体何であるかに気がついたのが5月9日のグループライド練習会だった。グループライド練習会では、10人くらいが1列になって25km/hくらいの速度で巡航しながら先頭を順々に交代していくローテーションを行った。最初のうちはフロントをインナーにして100rpmくらいでクランクを回していたのだけど、これだとスピードの調整が難しくて(最初から高回転してるので速度を上げたり下げたりするためにギアチェンジを頻繁に行わないといけない)前に走っている人との車幅間隔を30cm以内に調整しながら走るのが困難。さぁどうしよう。

で、講師の方々や前方を走るローテンションのメンバー何人かのギア比を見ると、フロントをアウター、リアも歯数を少な目にして70rpmくらいで漕いでる。で、実際に自分もやってみた。すると、なんということでしょう。25km/h維持が圧倒的に簡単になった。なるほど、速度維持はこうやるのか、と目から鱗。普段は最大でも2人で走っていて一定の速度維持なんてことは考慮しないで走っていたので、これは凄まじく勉強になった。低回転なのでスピードをちょっと上げたいときもギアは変えずに回転数だけ変えればいいし、ちょっとした高負荷訓練にもなる。

グループライド練習会終了後、荒川河口から日本橋、第一京浜を経由して多摩川河口へ。かなり久しぶりの多摩川サイクリングロード北上コース。で、ここで気がついた。サイクリングロードで20km/hくらいで巡航しているローディー達は、速度はゆっくりだけどギア比は高負荷にして、「低速でも負荷が高い走り方」をしているのだ、と。実際、川崎付近で低速巡航している何人かのローディーとすれ違った際にギアを見たら、フロントはアウター、スプロケットも一番小さい歯で走っている。なるほど。こういう走り方もあるのか。再び目から鱗。

では実際にやってみよう、ということで川崎付近から拝島までの約50kmを50T×13Tくらいのギア比で20km/hで巡航。ゆっくり走ってるのにこの達成感は何だ。負荷を上げる過ぎるとSFRになってしまって膝を壊すので、60rpmくらいで走れる負荷にして多摩サイを北上。

で、思ったわけだ。サイクリングロードで事故が起きるのは高速で巡航する自転車と歩行者、或いは自転車が接触するから。高速で走っているから事故を起こす、のであれば低速で走ればいいじゃないか、と。もしロード乗りがみんな20km/hで走るようになったらサイクリングロードはかなり安全な空間になるのではないかと思う。

もちろん以前akirasekさんが指摘されていたように、理想としては自転車と歩行者を分離して別々の道を使わせるのが安全ではある。でも、これを実現するためにはそれなりの予算が必要になるし、政治の話にもなるので採用されるまでには遠い道のりがある、かもしれない。

でも、自転車乗りの側から何らかの解決策が提示できるとすればそれはやるべきだし、自転車・歩行者分離よりも遙かに手っ取り早い。

今、自転車に取り付けられているのはスピードメーターがほとんど。ケイデンスメーターがついているものもあるかもしれない。もしかしたら心拍数計を付けている人も幾ばくかはいるかもしれない。でも、スピード・ケイデンス・心拍数では、こういった高負荷での巡航時に参考となる値は取得できない。必要になるのはパワーメーター。これがあれば、速度ではなく出力(パワー)が重要なのだということが数値として理解できるようになる。

今はスピードメーターが主流で、その数値をモチベーションにしてしまいがちだからこそ、サイクリングロードでも高速で走ってしまう人が多いのではないだろうか。でも、もしこれがパワーメーターが主流になって、パワーの出力がモチベーションになるのであれば、巡航速度は必ずしも高速である必要はない。脚力を付けるために必要なのは自転車の速度ではなく、搭乗者の出力の向上なのだから。

冒頭の図に戻る。負荷のレベルが一番低いLだと、たとえ40km/hで走ったとしても、その負荷は110W。でも、これが負荷レベル3になれば40km/hだと324W、負荷レベルHなら464W。負荷レベルがHの場合、20km/hで走ったとしても出力は191W。これは負荷レベルLで40km/hで走った時よりも大きな出力を必要とする。つまり、重要なのは負荷のかけ方であって速度ではない。

もし今後パワーメーターがより安価で入手できるようになり、スピード―メーターくらいに主流になったら、サイクリングロードを高速で走る人たちってもしかして激減するのではないか。

負荷を上げる以外にも、ケイデンスを上げて130rpmで20km/h維持、ということもできるだろう。方法はいろいろあると思う。

しばらく前からヒルクライムをやるときに特定の箇所はアウター縛りにする、とか、そういった方法で高負荷な練習環境を作ってはいたけど、サイクリングロードでもそれが出来ることに気がつくことができたこの週末はとても貴重な体験になった。

(via pdl2h)