roppongi7

Fri Aug 14

大会中盤になると欧州メディアの評価が変わった。

 開幕時は珍しさも手伝って取材陣がふたりを取り囲んだが、想像を超える活躍に一目を置く気配が感じられるようになる。

 地元メディアの質問によどみなくフランス語で答えるふたりの頼もしさもあって、フランスの若い世代には日本アニメの主人公のように映ったとしても不思議ではない。

 第11ステージを終えた夜、ホテルのレストランで私とその仲間が食事をしていると、そこに泊まっていた別府がやってきた。空いた椅子をテーブルまで持ってきて、背もたれを前にして座り込み、「今日のアタック、決まったと思ったんですけど……」なんて話し始めた。

 そこにプラムをかじりながら新城が現れて、「何話してるんですか!?」とテーブルに加わった。録音機もカメラもないそこでは、心に隠していたものが次々と口をついて出てきた。

「完走するのは最低限の目標。そのうえでプロとして、このレースに確かに存在したという結果を残したい」

 ふたりは、ともにそう話していた。そしてライバルとして意識はしているものの、この世界最高峰を舞台として日々を戦うお互いをリスペクトしていることも感じ取れた。

 彼らの屈託のない笑顔の中には、日本自転車界の代表であるという気概がみなぎっていたのだ。

【自転車ロードレース】別府と新城がツール・ド・フランスで示した存在感~日本人未踏峰の競技への確かな一歩|スポルティーバ 公式サイト web Sportiva (via frontale) (via yoon575) (via pedalfar)

なんとも誇らしい気持ちになります。